samy_14’s diary

テニスを愛する人事パーソンが感じる事を綴ります。

キャリアコンサルタント資格の活かし方

  キャリアコンサルタント資格は名称独占の国家資格となったものの、独立して開業されている方はまだまだ少ないようです。ハローワークの相談員の皆さんなどには必須とされるようになってきたようですし、派遣会社さんなどでも登録スタッフの方々の相談要員として採用される方もいらっしゃると聞きます。

   自分のような企業の人事担当者は資格を取って社員のキャリアに関する相談に乗ることが多いです。確かに養成講座や試験前の自主練習などで学んだ『傾聴』や『伝え返し』『要約』などカウンセリングの基本的なノウハウは面談を始め色々な会議でも役立っていると実感します。

  しかし、いわゆる社内で人事部門所管となると、相談者もキャリアコンサルタントといっても人事の人間と思うためか、なかなか本音の話しがしにくい面が強いようです。そのため大企業や予算の潤沢なところでは社外のコンサルタントに依頼する場合もあります。

  何のためにキャリアコンサルティングを行うのか、企業であれば社員の定着率を上げて優秀な人材を確保すること。が目的となるのが多いでしょう。ただ難しいのは養成講座などで強調される『相談者に寄り添う』ということが難しいのです。当然ながら社内のルールがありますし、何でも相談者のやりたい事を優先できるわけではありません。

   そんなことを考えながら、毎日を過ごしているのが現状です。次回は資格取得後の継続教育などについて感じていることをご紹介できればと思います。